Tuesday, June 14, 2011

心理学

昨日、友人と「心理学」についてちょっと話題になったのでこちらでも書いてみる。

私が大学受験の時に「心理学」という学問が流行っていて、特に「犯罪心理学」が注目を浴びていた。
今までの理論で通用しないような、人間の心の闇が引き起こした事件が増えてきたからだと思う。

私も少し「心理学科ってどうかな・・」なんて考えたこともあるけど、親にモーレツに反対された。
私の親はあまり反対をする人間ではないのだけど、

私の生き方=心理学

って絶対あわない!と思ったようである。


自分自身は人に相談されることが多いからいいのではないか?なんて軽い気持ちで考えていたのだけど、

母曰く「心理学は、リサーチの世界。そんな積み重ねの作業好きじゃないでしょ?」

と。


母上のおっしゃる通り、私は地道な実験などが得意でなく、スポーツのゲームのように成果が分かりやすく見えるほうが好きな人間なので、その通りです。


上記のとおり、心理学は友達の悩み相談とは違う。
人の心の構造をよく学び、ある意味自分の考えや感情を押し殺して客観的に対応していく学問なのであると思う。

うっかり入った大学が、これまた心理学で有名な大学で、授業を面白半分でとってはみたものの
あまりにも地道作業の連続で半ば放棄してしまったくらい、地道なのである。
そしてつらい。。。


本気で心理学を学ぶとなったらかなりの鍛錬が必要だということを友人が証明している。

わが親友は、高校のときからかなり地頭が賢く、家族も医者などの医療関係者。
英語も留学などせずにペラペラーの本当にうらやましい人間。性格も○。

W大の1文を卒業し、働きながらソーシャルワーカーの資格を取り、その後キャリアカウンセリングの仕事をし、今は看護学校で勉強している。


人からみたら、そんなにコロコロ仕事を変えて。。なんて思うかもしれないが、

彼女には「人の心の悩みを本当に解決したい」という強い熱意があり、そのための準備を着々としているのである。


また私の過去の恩師に、私の出身大学の心理大学(かなりのハイレベル)を卒業し、カナダの大学院で心理学の資格を取り日本に帰ってきたものの、心理学をいかせる仕事がない人もいる。


心理学って、とても聞こえが素晴らしい学問なのだけど、本当に奥が深くむずかしい。
でもそれに向かって挑み続ける人がいるからこそ、日本でもきっと活躍できる学問になるのだと思う。

友人を心の底から応援したい。

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